今回のベトナム・ホーチミンからの医療搬送は、患者様の病状が安定していなかったため、チャーター機での搬送となりました。
チャーター機は中国から手配し、北京→ホーチミン→羽田経由となりました。
機体は大きめで、中国からの医療搬送スタッフは医師を含め4人、当センターより1名、ご家族2名を乗せても余裕があるほどの大きさでした。
また、ホーチミンから羽田まで給油ストップすることなく直行で到着し、飛行時間は約6時間と民間航空会社のボーイング機とあまり変わりませんでした。
チャーター機での搬送で一番懸念される長時間のフライト時間もなく、患者様への負担は最小限に済みました。
エンジンによる騒音は民間機より大きく感じますが、搭乗者同士の機内での会話も大きな声をださなくても通じる程度の騒音でした。
チャーター機はボーイングにくらべ機体が小さいため揺れやすい傾向にあるのですが、機体の開発も進み以前より揺れも少なくなりました。(もちろん天候などにより左右されますが・・・)
医療器材も心電図モニターをはじめ、多数のシリンジポンプの設置もでき、またチャーター機の会社によると、運搬用の保育器の設置も可能とのこと。
今回の搬送を通して、チャーター機の機材の進歩とさまざまな年齢や疾患を抱えた患者様の医療搬送の枠が広がってきているように感じました。
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