日本の救急車といえば、119 番で要請でき無料です。
また救急車到着時、かかりつけの病院があればその病院を優先に救急搬送してもらえることが多いです。
無料でここまでのサービスを提供している国は、ほかの諸外国をみても珍しいといえるでしょう。
今回はいくつかの国別に見た救急車事情を比較してみたいと思います。
- アメリカ:ダイアル 911 にて救急車要請可も有料(約300ドル~)。
病院指定はできません。
かかりつけなど希望病院から救急車を要請することも可能です。 - メキシコ:ダイアル 911 にて救急車要請可も有料。
直接病院から救急車を要請した方確実とのこと。 - イタリア:ダイアル 113 か 118 にて救急車要請でき無料!
しかし基本的に、病院は選べません。 - フランス:ダイアル 15 にて救急車要請可も有料(約250ドル~)。
医師が同乗しています。 - 中国:地域によって異なる。
香港:ダイアル 999 無料
北京・上海:ダイアル 120 有料(タクシー料金の2倍以上) - ネパール:ダイアル 901 にて救急車要請可も時間がかかります。
直接病院から救急車を要請したほうが確実です。 - ベトナム:ダイアル 115 にて救急車要請可も有料(約150ドル~)。
公的機関より直接病院から救急車を要請した方確実とのこと。 - タイ:地域によってダイアル 191 にて無料で救急車要請可も、直接病院から救急車を要請したほうが確実とのこと。
- フィリピン:かかりつけの医師から紹介された病院に連絡するか、直接病院から救急車を要請します。
または民間の救急車アシスタンスサービスに連絡。 - ケニア:ダイアル 999 無料も繋がらないことが多い。
民間の救急車アシスタンスサービスに連絡するか、直接病院から救急車を要請したほうが確実。 - ブラジル:ダイアル 192 で救急車の要請可能も時間がかかります。
直接病院から救急車を要請したほうが確実です。 - ドバイ:ダイアル 999 にて救急車要請可。
搬送先の病院が公立なら無料だか、私立だと有料。
このように、各国によって救急車の要請形態はさまざまです。
特に発展途上国におきましては、病院や救急会社から救急車を要請したほうが比較的確実な傾向にあります。
海外に渡航の際には、公共機関の電話番号だけでなく、近くの設備の整った病院や、言語が通じるクリニックなどの電話番号も控えておくのがよいかもしれません。
また、上記の情報は地域によって違いがある可能性があります。
現地の情報や、外務省が掲載しているものなどを以下にまとめました。
参考にして頂けますと幸いです。
【参考リンク】
やはり救急車無料で病院までリクエスト出来る国はそうないですよね。
でも、日本も有料にしても良いのではと思うことが多々あります。
コメントありがとうございます。
日本の救急サービスが充実している一方で、無料である事を良しに緊急に当てはまらない理由で要請を行い、本当に急を要している患者様の元へ駆けつけるのが遅れてしまった…という事例も残念ながらあります。
このような事例をなくす為にも、有料化はひとつの手であるとも言えますね。