世界保健機関(WHO)は今月中旬までに、蚊を媒介とするマラリアの感染者が昨年世界で2億1,900万人に達し、死亡者が43万5,000人に上ったことを明らかにした。国別にみると、感染者数と死亡者数も、ブルキナファソ、カメルーン、コンゴ民主共和国、ナイジェリアなどアフリカ10ヶ国にインドを合せた11ヶ国で全体の7割を占める結果となった。感染者数は2016年以降再び増加傾向で、昨年は200万人の増加となったが、死亡者数は2010年の60万人から大幅に減少している。一方、マラリアをほぼ根絶したと認定された国の数は世界で46ヶ国に及び、2010年の37ヶ国から増加した。
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