2019新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) によって発症するウイルス性呼吸器疾患

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Illustration_ic_SARS-CoV-2

皆様いかがお過ごしでしょうか。
ガラスのような令和2年の春となりました。人と人とはあたかも透明な何物かで隔てられているようです。
しかし、外出すると誰もかれもがほぼ一律にマスクをつけているこの一変した社会の様相を揶揄すべきではありません。

 

【海外医療情報センターにおけるコロナの影響】

現在は、海外で受けた高額医療費の減額交渉のご依頼を頂いております。
ですが、やはり新型コロナウイルスおよび緊急事態宣言および海外への渡航制限の影響により、いまだ海外への渡航が難しい状況となっており、お問い合わせの件数は減少傾向にあります。

2020年4月 ドイツから日本への医療搬送を行った際も様々な困難がありました。
・ドイツへの入国許可はもらっていたが現地への連絡が滞っており入国に時間がかかった
・患者様の搬送先の病院がなかなか見つからず、最終的に決まったのはフライトの前日だった
・日本へ帰国した際、空港の検疫の職員もまだPCR検査に慣れておらず(もちろん当センタースタッフも初めて)、手続きが複雑かつ面倒だったこと
…など、普段の搬送よりも気を遣う場面が多くありました。

そこでコロナを取り上げます。今回は発生と時系列を簡単にまとめたいとおもいます。

 

 

【コロナとは】

1)corona はラテン語で冠。太陽の外層大気の最も外側にある希薄なプラズマの層です。温度は光球表面温度6,000度よりはるかに高い200万度で、このことは太陽がエネルギーの放出点であるよりむしろエネルギーの流入点であることの可能性を示唆するコロナ加熱問題として知られます。

感染爆発するまでは、通常この意味でした。

 

2)ウイルスの国際的な公式名称は、severe acute respiratory syndrome coronavirus 2(SARS-CoV-2)であり、そのウイルスによって引き起こされる疾病の名称は、coronavirus disease(COVID-19)です。太陽のコロナと形状が似ているためこのような命名となったとか。今となっては、地球上のあらゆる生命を育む太陽が悪魔的ウイルスと重ねられていることは皮肉ですね。

放射線や放射能と同じく混同されがちな言葉ですが、ウイルスやウイルスに起因して発症する疾病の名称としては、スペイン風邪や日本脳炎のように慣用的用法に則って、武漢肺炎、武漢ウイルス(当初中国でもそう呼んでいた)、Wuhan coronavirus、Wuhan Virus という呼称も用いられています(※)。あえて「武漢」不使用を決め込む明確な理由をいつまでも提示しないままでいるのは、不自然であり、非科学的ですらあり逆に偏見・差別・風評被害および不公正な政治的意図の助長に加担していることになるという見方もあります。
※国名が傷病名の一部に引用されてもなんら差別的意味合いを持つものではないということの例として挙げています。ウイルス自体は広く分布しているがある時期の局所的流行を以って国名および地名で呼称されるようになるケースや、情報統制不備ゆえ流動的情勢の中で特定国・地域名を冠するようになったケースなど、様々です。

 

【発生から今日までの経緯】

[発生]

リボウィリア-オルトルナウイルス界-ピスウイルス門-ピソニウイルス鋼-ニドウイルス目-コルニドウイルス目-コロナウイルス科-オルトコロナウイルス亜科-ベータコロナウイルス属-サルベコウイルス亜属-SARS関連コロナウイルス-重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2, SARS-CoV-2 という新たな仲間が地球の標本棚に加わりました。

 

[大きさ]

ウイルス粒子は 50〜200nm ほどとされます。インフルエンザウイルスは 100nm。
スギ花粉の大きさは 30μm = 30,000nm。 髪の毛の太さのおよそ 30分の1。
ところで、マスクの目の大きさは 10 〜 100 μm = 10,000 〜 100,000 nm。
ですから、概算ですが、ウイルス粒子はマスクの目の 1/200 〜 1/500 ということになります。

 

[マスクとは]

マスクの目を家の玄関に例え、スギ花粉を乗用車に例えると、家の玄関から乗用車は入れられなくても、乗用車の 1/200 のミニミニカーならいくらでも通過できる、と想像することは容易です。

つまり 1/200 のミニミニカーすら通過させない玄関とは、人が出入り不可能な無意味な玄関、つまり、装着すなわちほとんど呼吸不可なマスクということになりはしないでしょうか、よくかんがえれば当然ですが、そんなことに気がつくのです。

「この感染症の恐ろしい点は、発熱などの症状が全く無いにもかかわらず知らず知らずのうちに周囲の人にうつしてしまうことで拡大していくという点です。すでに自分は感染者かもしれないという意識を、特に若い皆さんを中心に全ての皆さんに持っていただきたい。」2020年4月7日 19:00〜 緊急事態宣言

緊急事態宣言解除後、第2波が顕在化する中、街中のマスク着用者はあきらかに増えた印象です。ほぼ皆がマスクをしているので、皆が個性を埋没させたペルソナとなり、確かに異様な光景ではあります。真面目な方々は皆、すでに自分は感染者かもしれないという自問自答をし続けておられるもかもしれません。社会全体のために。そんな日本社会の実直さをマスクは象徴しています。

緊急事態宣言ではマスクに関連することのほかにも、3密回避や通勤7割減についても言及がなされました。

しかし、これらが科学的に充分検証され効果的に罹患および感染拡大を封じ込められる、とする根拠があっての、国民への要請なのか、それとも4日ルールのようにあとから梯子を外される類のものなのか、その辺はどうなのでしょう?

なぜ “7” 割なのか? “6”割や ”6割5分” の場合との効果に明確な違いがあるから “7”割と指定されているのではないのか? マスクの目とウイルスの大きさの比較に対する回答は得られたのか?

あるいは、たとえば、マスクの外側にウイルスを吹きかけ、擬似呼吸誘発条件の下、マスク内側にウイルスの侵入が見られなかったとするような観察結果やらレポート記事がとんと見受けられないのも不思議です。

クラスターは起こらないところでは起きず、起こるところでは起こります。それが報道機関ぐるみの不公正な政治的意図によるものではないと証明するには、科学的な理詰めの解析、もしくは原因→過程→結果の説明が要ります。しかし、そういう解説には滅多にお目にかかれないように思います。

わたしたちに対しては自粛要請あとは自己責任、補償なき休業要請に応じない場合は罰金罰則としておいて、かたや倒産や失業者の増大を無視した外資の誘致、中国人や移民の(無料)受け入れは止まりません。電車をはじめ無用の外国語表記や、通名表記および通名報道、また、感染者に外国人が占める率は70%を超えているなか60%は国籍不明とするなど、忖度はまるでわたしたち日本人の居場所を無くさんとせんばかりに至れり尽くせりとなっております。

罹患予防に関する情報は、少なくとも英語圏では多種報告されていますが、それに比べると国内の報道は情報量は少なく、少ない情報を金を掛けた凝った伝え方で流すことそれ自体が仕事となっているようにも見えます。

不偏不党の情報発信によって、集団思考によるグループの能力および道徳性に対する過大評価、閉鎖的な関心や均一性への圧力といった集団思考に、一石を投じるのが、報道に期待される社会的役目です。責務を忘れた自由は、自分とは違った視点から事態を見ることができない客観性に欠ける認知バイアスです。特権でもなんでもありません。

報道の自由は憲法で保障され、取材の自由は尊重に値するものとされ、今日それでもなお報道機関の信頼は地に堕ちたと言われます。当たり前です。真面目に行動している国民が愚弄される様は、見るに堪えません。

 

消毒や手洗い励行は良し。マスク着用呼びかけも良し。ですがそのことは、ウイルスの行き先あるいは感染経路を完全追跡できているということではありません。緊急事態宣言とは別に、単に、明らかにアブナイ咳をノーマスク状態で自分の背後でする昨年まで稀にいた輩がいなくなった、という事実のためそう思うのです。

 

[ゲノム]

1)Severe acute respiratory syndrome coronavirus 2 isolate Wuhan-Hu-1, complete genome
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/projects/sviewer/?id=NC_045512&tracks=[key:sequence_track,name:Sequence,display_name:Sequence,id:STD649220238,annots:Sequence,ShowLabel:false,ColorGaps:false,shown:true,order:1][key:gene_model_track,name:Genes,display_name:Genes,id:STD3194982005,annots:Unnamed,Options:ShowAllButGenes,CDSProductFeats:true,NtRuler:true,AaRuler:true,HighlightMode:2,ShowLabel:true,shown:true,order:9]&v=1:29903&c=null&select=null&slim=0
コロナ遺伝子配列分析で主に1月から武漢型、3月から欧州型、6月から東京型のウイルスが広がりをみせているとか。

2)Genomic epidemiology of novel coronavirus – Global subsampling
https://nextstrain.org/ncov/global は、○をクリックするとそのウィルスがどの国で感染したものかがわかるというすぐれもの。

 

 

【拡大の経過】- 時系列

2019-12-30 中華人民共和国武漢市 衛生当局 原因不明の肺炎患者確認
2020-01-09 中華人民共和国 患者からコロナウイルス確認
2020-01-14 厚生労働省結核感染症課 コロナ記者会見 「感染拡大のリスクは低い」
2020-01-16 日本国内初感染者確認 武漢市からの帰国者
2020-01-17 国立感染症研究所 無症状を調査対象から除外 中国人観光客、春節(2020年は1月25日)まで流入続く
2020-01-23 武漢が都市封鎖 WHOテドロス事務局長中国礼讃を続ける。
2020-01-28 厚労省 コロナを感染症法の指定感染症に政令指定。有症状感染者の入院義務付け。
2020-01-30 WHO 国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態宣言 イタリアがパンデミックになるまで「脅威ではない、人の移動を阻害するな」と発言していたのがWHO
2020-02-03 横浜到着クルーズ船 検疫開始→集団感染判明
2020-02-13 日本国内初死者
2020-02-16 厚労省主導 新型コロナウイルス感染症対策専門家会議初会合 学者としての実績や世界的な評価のあまりない研究者たちであり、そしてほぼ全員が何らかの組織の代表を務める。
2020-02-17 厚労省 受診・相談目安「4日以上37.5度以上の発熱」ルール 科学的根拠無し それを受けて4日以上でないと検査しない行政運営 見殺し例続出
都が医療用防護服を中国に計33万6000着送り、特に危機が明らかになった2月18日以降も「20万着」贈った
2020-03-04 国内感染者 1000人超
2020-03-11 WHO パンデミック表明「ウイルスの抑制と制御が可能なことは、複数の国が実証している」
2020-03-29 志村けん氏 死去
2020-04-05 国内死者 100人超
2020-04-07 緊急事態宣言 19:00 7都道府県対象 総視聴率69.2%
2020-04-13 安倍総理大臣 自民党の役員会「休業に対して補償を行っている国は世界に例がなく、わが国の支援は世界で最も手厚い」
アメリカの緊急経済対策は総額約220兆円
対する日本は、総額では世界一の国の半分、真水部分でいえば、比較にもならず、OECD諸国と見比べても、残念な金額
ドイツでもイギリスでも休業補償はある。
2020-04-16 緊急事態宣言 全国対象 国内感染者 10000人超
2020-04-17 アベノマスク 投函開始 予算380億円超
2020-04-22 感染症対策専門家会議 「4日経過を見て、という意味ではなく、少なくとも4日続くのであれば、ぜひ相談して」という意味だったと弁明
2020-04-23 WHO テドロス氏「世界は私たちがいた元の姿に戻ることはできない」 3/11 発言と矛盾
2020-04-24 岡江久美子氏 死去
2020-05-02 国内死者 500人超
2020-05-04 緊急事態宣言延長 〜5/31
2020-05–6 厚労省 4日ルール削除検討
2020-05-08 加藤勝信 厚労相 4日ルール縛りは「我々から見れば誤解」と弁明
2020-05-18 トランプ氏「WHOは中国の操り人形」
2020-05-25 緊急事態宣言 解除
2020-07-03 感染症対策専門家会議 廃止
2020-07-06 アメリカ WHO脱退
2020-07-22 のちに献金利権が表面化する「Go To トラベル」前倒し
2020-08-02 香港ウイルス研究所から米国に亡命した閻麗夢博士が米議会とフォックステレビで証言
「武漢ウイルスは中共の人工物」「ワクチン製造は困難」
フォックスTV
「放送するなとWHOから8回も電話があった」「放送するなと習近平事務所から米国政府に4回も電話があった」
2020-08-05 日本 外国人留学生らを再入国許可 無料 件一連の自粛要請と矛盾 防疫バス、防疫タクシー、防疫宿泊所も用意しないまま、日本は 1〜3月と同じ轍を踏んでいます。
2020-08-21 WHO テドロス氏「2年未満収束可能」 4/23 発言と矛盾 ちなみに2022年は北京オリンピック予定

 

[国別感染者数の推移]外務省

ConfirmedCasesOfCOVID-19byCountry_20200827

at 20200827

https://www.nature.com/articles/s41586-020-2012-7 では、独り米国が図抜けています。
渦中の人である中華人民共和国の数値は信用できる数値だとありがたいのですが。

 

[東京都:都内の最新感染動向]

https://stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp/

 

 


当センターと致しましては、お会いする方々に不安や混乱を与えないよう、マスク、うがい、咳エチケットおよび手洗いを励行してまいります。
事態の収束もさることながら、まずは速やかに有効で正しい対処法を示してほしいものと従業員一同切望しております。

 

次回は「コロナ:陽性判定と原因」を予定しています。

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