海外医療搬送コラム 機内への搬送、搬送チーム・客室乗務員との連携

民間航空機での搬送で特に気を使うのが、ストレッチャーに乗せた患者様を機内の座席へ移動させる時です。飛行機に搭乗した事のある方はご存知かとおもいますが、機内の通路はほとんどがとても狭く1人分程度しか通れません。その狭い通路の中を医療器械や点滴をつけた患者を運ぶのは容易ではありません。そのため、当センターのスタッフだけでなく、救急車のスタッフも搬送に参加することがあります。搬送前にチームとなって座席までの搬送の経路・手順をきめていきます。実際の搬送中は肘掛けに管が引っかかっていないか、呼吸器の接続が外れてはないか、患者の状態は安定しているかなど、一人ひとりが常に細心の注意を払わなければなりません。(写真)一方で、機内への患者の搬送は時間との勝負、迅速に行わなければなりません。なぜならば、患者の搬送後には一般の乗客の方々が搭乗するからです。私たちの搬送に時間がかかってしまうことで、発着時間を遅らせしまうと、航空会社様だけでなく乗客の方々にも多大な迷惑をかけてしまうことになります。
あたりまえのことではありますが、医療搬送とはいえ民間航空機での搬送は、一般の乗客の方にも快適に過ごしていただけるように心がけなければなりません。そのときに常々お世話になっているのが客室乗務員の方々です。搬送中は患者の状態が安定していない時も多々あり、医療機械のアラーム音や排泄物の匂いが発生することもあります。そんな時、客室乗務員の方々は搬送スタッフが患者にスムーズに対処できるよう、気遣いとお手伝いをしてくれます。なおかつ他の乗客に迷惑がかからないよう、さり気ない声かけやサービスを提供してくれます。私たちの医療搬送は客室乗務員の方々のサポートがなければ不可能といっても、決して過言ではありません。
このように医療搬送は当センターのスタッフだけでなく、さまざまな方々の支えのもとに成り立っています。


航空機内への搬入動画、リフトローダーを使いストレッチャーに乗せた患者様を機内へ搬入していきます

客室内では搬送チームと連携し、医療機器を付けた患者様に細心の注意を払って移動します


客室乗務員、空港スタッフの方々のサポートのおかげで患者様を搬送する事ができます

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