国内搬送の場合、搬送手段としては航空機のほか、新幹線や救急車での搬送があります。まれに船舶やドクターヘリによる医療搬送も行われます。
海外から日本に到着しその後の国内搬送の選択も、もちろん患者の状態・必要な医療機器によって異なってきます。特に国内線では航空機自体が小さめで医療搬送に適さない、他、空港自体が重症患者の医療搬送の受け入れができない場合もあり、事前に確認しておく必要があります。
また、転院先病院の受け入れ可能な時間に合わせて搬送スケジュールを立てなければいけません。大体の病院が9時から17時までの受け入れを希望します。ですが、日本到着が夕方の便しかない場合、都内で一泊入院の手配を行うなど時間・日程調節も行います。
下記が海外から搬送した後の日本国内での移動手段の例となっています。それぞれに、メリット・デメリットはありますが患者の状態・搬送時間・搬送の予算・受け入れ先病院の搬送可能時間などを考慮し、選定していきます。
次回は実際に国内搬送をした際、どのように搬送ルートを設定したのかについてご説明します。
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