マダガスカル – ペストの発生報告

アフリカにおける感染症の発生状況の週報[第40週(9月30日-10月6日)]が公表されました。マダガスカルで発生しているペストのリスクに対する取り扱いが、Grade 1からGrade 2に引き上げられています。

 マダガスカルでのペストの流行は、この数週間で、さらに悪化しました。2017年9月29日に報告されて以降、新たに疑い患者が254人(死亡者21人を含む)報告されました。8月1日から10月8日までの累積患者数は、確定患者、感染の可能性の高い患者、疑い患者を含めて387人となり、死亡者も45人(致死率11.6%)報告されました。このうち、患者227人が肺ペスト、106人が腺ペスト、1人がペスト敗血症、3人が分類不能となっています。この患者の中には、9月29日にセーシェル諸島からきた公認バスケットボール(チーム)から出た確定死亡者も含まれています。この死亡者は、国際バスケット大会(インド洋チャンピオン杯)に参加していました。また、南アフリカ共和国からの公認バスケットボール(チーム)からの確定患者1人も確認されました。この患者は、Antananarivo(アンタナナリボ)で治療を行っています。さらに、ある地区の病院施設で働く医療従事者の少なくとも8人が、9月30日以降にペストに感染しました。

 患者387人のうち、38人はPCR検査法によって診断が確定されました。また、164人は迅速診断検査で陽性と判定されたことから感染の可能性が高い患者に分類されました。残る185人は疑い患者とされています。国内、22地域圏のうち(常在していないとみられていた北部と南東部を含む)14地域圏で、感染が発生しました。

 マダガスカルの高原地域(現在の感染の発生源となっているAnkazobeの街を含む)には、ペストが常在することが知られており、ほとんど毎年、9月から4月にかけて、患者が報告されています。今年はいつもの流行パターンとは異なり早くに、ペストの流行シーズンが始まりました。今回の病気は、首都アンタナナリボや港湾都市Toamasina(トアマシナ)など、都市の中心部で発生しています。

厚生労働省検疫所 http://www.forth.go.jp/topics/2017/10111346.html

カテゴリー: 最近の医療関連ニュース

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