No.109 アメリカ(カルフォルニア、ヨセミテ国立公園)

公衆衛生のカリフォルニア州省(CDPH)は、ヨセミテ国立公園に滞在中のペストの疑いのある人の報告しました。 確認されれば、最近の数週間でのペスト患者の2番目のヨセミテ国立公園に関連した患者になります。

ヨセミテのクレーンフラットとトゥオルミ川メドウズキャンプ場では野生のげっ歯動物が確認されています。人間への健康へのリスクが低いと考えられていますが、 ヨセミテへの訪問者のためにペストリスクと病気の伝染の可能性を通知しています。

公衆衛生のカリフォルニア州局は、ヨセミテ国立公園への訪問者のために、以下のアドバイスを通知しています。

・リス、シマリスや他の野生のげっ歯動物に餌をあげたり、病気や死んだげっ歯動物には触れないでください。
・げっ歯動物の巣穴の近くを歩いたり、キャンプを避けてください。
・ノミからの予防としてDEETを含む虫除けスプレーなどを使用し、長袖、長ズボンを着用し皮膚の露出を避けてください。

ペストはペスト菌による感染症で、ヨーロッパで大流行が繰り返され、皮膚が黒くなって亡くなるため、「黒死病」として恐れられてきました。現代では抗生物質のおかげで治療できる病気ですが、地域での流行がみられる国があり、毎年2,000人程度の患者が報告されています。

最も多いのが、ノミに咬まれた場所に関係したリンパ節に感染が起こり、腫れと痛みをきたす症状です。その後、高熱や皮膚に出血をともなう発疹がみられ、治療しないと高率で死亡します。肺への感染が起こると、発熱、咳、痰など肺炎の症状が出現します。人への感染力が強く、放置すると100%死亡します。
また、血液中にペスト菌がばらまかれ、ショックをきたし、死亡する状態が10%程度にみられます。

ヨセミテ公園は日本人にも人気なアメリカの国立公園です。ヨセミテ公園に行かれる方は、野生の動物に十分に注意してください。

カテゴリー: 最近の医療関連ニュース

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