ポルトガル―ウエストナイル熱

2015年9月17日に公表されたWHOの情報によると、ポルトガルでウエストナイル熱が発生しています。

ポルトガルの国際保健規約(IHR)国家担当者は2015年9月14日にウエストナイル・ウイルス(WNV)感染症患者を確認したことをWHOに報告しました。患者はAlmancil(アルマンシル、ローレ自治区)の町に住む71歳の男性で、最近の旅行歴はありませんでした。彼は、7月20日に神経症状のため入院しましたが、8月4日には完全に回復し、病院を退院しました。

 ポルトガルでは、以前にも3人のウエストナイル熱の可能性の高い患者(2004年に2人、2010年に1人)が報告されており、WNVの存在は以前から知られていましたが、欧州連合(EU)におけるWNVの症例定義を満たした確定患者は初めてのことです。

ウエストナイル熱は脳炎を起こすウイルス感染症です。このウイルスは蚊によって媒介され、感染した人のおよそ20%が発熱、頭痛、筋肉痛などの症状を起こします。1%未満の低い割合ですが、重症の脳炎も起します。50歳以上の人が重症になりやすいとされています。現在、有効なワクチン、治療法はなく、流行地域では蚊に刺されないことが重要です。

感染しても症状を示さないことが多く、2割くらいの人が発症します。2~6日の症状のない期間があった後、39℃以上の発熱、激しい頭痛、筋肉痛がおこります。半分くらいの人の胸、背中、腕などに発疹がでます。特に高齢者は重症化して、麻痺や痙攣をおこしたり意識を失ったりし、さらに死亡することがあります。

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