No.106 アメリカ大陸—麻しん

2015年8月1日に公表された汎米保健機関PAHO/WHOのMeasles Weekly Bulletin 2015によりますと、アメリカ大陸各地で麻しんが流行しています。2015年初めから第30週までに、ブラジル(165人)、メキシコ(1人)、カナダ(195人)、アメリカ合衆国(186人)、チリ(9人)、ペルー(4人)が発生を報告しています。最近でも、ブラジルは第23週に、ペルーは第25週に、アメリカ合衆国は第28週に発生が報告されています。

麻しん(はしか)は、麻しんウイルスが、空気感染、飛沫感染、接触感染によって人から人にうつるウイルス感染症です。その感染力はウイルスの中で最も強く、麻しんを発症している人と同じ部屋にいただけで(空気)感染することがあります。また、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症します。成人の方が重症化する傾向があり、肺炎や脳炎などの重い合併症を起こします。

 麻しんはワクチン接種で予防することができます。予防効果を確実にするためには、2回の接種が必要です。現在、1歳と小学校入学前1年間の子どもに対して、計2回の定期予防接種が行われています。麻しんの流行がみられる地域へ海外渡航される前には、母子健康手帳などで、予防接種歴を確認し、麻しんに感染したことがない方で、麻しんのワクチン接種を受けたことがない又は1回しか受けていない方、もしくは接 種を受けたかどうかがわからない方は、流行地へ渡航する前に、早めに医師に相談することをお勧めします。

また、麻しんの流行地へ渡航される方は、現地の流行状況に注意してください。

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